NPOの会員と報酬について
NPOの組織は解りづらいと言われる方が多いので、簡単に説明いたします。
我々のNPOには会員は二種類しかありません。
正会員と賛助会員です。
正会員は一般の株式会社では、株主に当たる人です。
この正会員は、その会社の運営スタッフでもありません。
また、一般の株主には配当はありますが、 NPOの正会員には配当の仕組みはありません。
では、なんのために正会員になるのでしょうか?
ここが一番の疑問です。
正会員になる最大の理由は、このNPOの目的に賛同し、自分もそこでその活動を支援したいからです。
しかし、純粋に参加の理由はそれだけでしょうか?
多くの人にはそれぞれの生活があり、何らかの形で報酬を得たいのは当然です。
正直言って、正会員になりたい人は、やはり、生きがいを求めると同時に報酬も求めたいのです。
生きがいについて、ここでは説明しません。
なぜなら、それは個人それぞれの生き方の問題だからです。
それでは報酬はどのようにして得るのでしょうか?
正会員になる人には演奏家などのアーティストの方と、そうではない一般の人がいます。
まず、アーティストの方の報酬について説明します。
我々、NPOは外部のお客様から依頼(注文)を受けます。
その依頼に応えて、演奏、演劇、ダンス、講演、ライブショーなどを披露し、その対価をNPOは得ます。
そして、事前に取り決めた契約金額をアーティストにお支払いします。
NPOは運営維持のための経費を受け取り、大半はアーティストの方々にお支払いします。
アーティストの方にとっては、自分の営業活動をNPOにしてもらっているわけです。
次に一般の正会員の報酬について説明します。
どちらかといえば、この方達はボランティア的活動で来られる方が多いようです。
しかし、NPOとしては皆さんが活動するための交通費、弁当代を支給します。
そして、時には謝金などもお支払いします。
ただ、それだけではありません。
我々のNPO組織は世の中の評価を得て、これから伸びていくと確信しております。
その際、NPOで働く正規従業員が必要になってきます。
この正規従業員は、真面目に貢献してくれた一般の正会員を優先的に、NPOスタッフとして採用しようと考えております。
今の世の中、就職する機会が減少する中、これも一つのチャンスとしてお考えください。
詳細はNPO組織をご覧ください。
NPOの正会員とは別に、NPOスタッフ(正規従業員のこと)が存在します。
NPOスタッフは企画し、外部団体などとの交渉し、正会員の皆様の面倒を見る人たちです。
NPO立ち上げ時点では、事務局のスタッフしかいませんが、各地域に支部を置きます。
それぞれの支部は最大10人のスタッフで構成します。支部のスタッフが10人以上必要になった段階で、新たな支部を置きます。
この支部を我々はチームと呼びます。例えば、”チーム都築”などと呼びます。
なお、正会員とは別に賛助会員という方々がおられます。主に、法人や団体関係です。我々の活動に賛同いただき、資金援助してくれる会員のことです。