横浜市若葉台地区センターの合唱指導第6回目の騒動
今日は、先月からスタートさせた合唱指導の6回目。いよいよ、次回5月26日が最終日。
20人近い生徒さんは、今日集まった時からざわめいている。
「次回でこの講習会も終わりになるのに、みんな、これでお仕舞いにするの?」と話題を出してきたのが80代の女性。その方が私に、「どうしたら、この講習会を続けることができるの?」
私は、正直言って、この話を聞いてとても嬉しかった。皆さんがこの会を続けたいと声を上げてくれたことに感謝したいと思っている。
この方は、数人の仲間と存続の話を検討していたらしく、地区センターの責任者にも、どうしたら、この回を続けられるか教えてほしいと聞いていたらしい。
地区センターの責任者のMさんは、この質問には、端的に、サークル活動として存続はできますと言ったらしい。そして、Mさんは私にこう漏らしてくれた。こんなことは初めてです、と。
勿論、サークル活動として継続してきたサークルはあったが、このメンバーはほとんど、今まで、地区センターを活用していない方ばかりで、Mさんは、名前も知らない人ばかり。どうして、そのような方々が、この合唱の講座に申し込んだのか理由がわからない、と言う。
今回の問題は、サークル活動として活動するのは簡単だが、今までの会費500円で20人集めることができたとしても、それで、元劇団四季俳優に払える料金は一万円。みんなは、会費を会費を700円や800円に上げることは問題ないが、場所の確保のために抽選に臨まなければならない。また、会員20人を維持することにも自信がない、と吐露した。
我々、『NPO 芸術で人々をつなぐPowWow』は元々営利を望んでいないが、今の地区センターの自主事業の仕組みによる報酬額では、講習の維持がなかなか難しいというのが実態である。
そこで、私は、提案した。
この活動を地区センターと我々のNPOとの協働開催ではどうか、と。
すなわち、場所の確保は地区センターが優先的に行って欲しい。我々は、積極的に会員募集に努力する、と。
万一、それで、会員が減り、収益が減っても、双方の責任とすればいい。すなわち、その場合、我々の収益が減少しても構わない、と説明した。
この、私の提案をMさんは驚きを持って受け入れてくれた。しかし、これもトップの了承が必要なので、しばし待ってくれと言う。
私は、これこそ、民間と行政の協働事業として、各地区センターに提案していくつもりである。