フレール予防の活動
2月29日、横浜市青葉台地域ケアプラザにて、フレール予防の講習会が開かれた。
一部は理学療養士の新田智裕先生(青葉さわい病院勤務)
二部は、我々、NPO 芸術で人々をつなぐPowWowの代表の賀山祐介。
用意されたホワイトボードに賀山が用意した何枚もの模造紙が貼られた。
最初のページには、「幸せなら、手をたたこう」の歌詞だった。気分ほぐしにこの曲を使ったのだ。
参加者は約24人くらいの男女シニア。
今日は、どんな歌を歌おうかと期待を込めている様子がよく分かる。
ちょっと意表をつかれた感じ。なぜなら、劇団四季の元俳優が歌の指導に来たのだから。
次の曲に入る前に、発声のための準備運動。この運動は賀山独特の運動である。
続いて、「うれしいひなまつり」。
そこで、賀山は準備してきたスカーフと鈴を配布した。ゲーム風な演出が始まった。
リズムに合わせて、鈴を鳴らし、スカーフを振り回す。
続いて、「いつでも夢を」。この歌を母音だけで歌わせたのには驚いた。
これこそフレール予防的に考案した賀山流である。
その後は、「早春賦」
そして、「オー、シャンゼリゼ」
もうこの時には、完全に賀山の狙っていたように、みんな楽しく歌っていた。
ここまで来て賀山は、講座の終わりを告げた。
ところが、その後、前列に座っていたお客さんから、賀山にリクウェストが飛んできた。
即ち、劇団四季で歌ったミュージカルの歌を歌ってくれというのだ。
これに応えて、賀山は、オペラ座の怪人の一節を歌った。
お客さん達は大歓声。即ち、アンコールの催促だった。
流石に、このアンコールには辞退した。
しかし、たかだか、40分の講座の後、賀山はみんなの心をつかんでしまった。