昴(すばる)を歌って、谷村新司を偲ぶ

2023年10月27日

国立科学博物館によると、
「こおるように冷たく透き通った冬の星空、そのきらびやかな星座たちの中に、小さく群れている6つほどの星の集まりがある。それが「すばる」星です。
「すばる」は1個の星ではなく、星の集まり(星団)です。

「すばる」は外国語だと誤解している人が多いのですが、平安時代に清少納言の著した枕草子にもでてくる、れっきとした日本の名前で、「集まって1つになる」という意味の古い言葉からきているといわれています。
欧米ではプレアデス星団という名前でよばれています。

谷村新司が中国に呼ばれて、昴(すばる)を熱唱すると、中国人は涙を流して一緒に歌っていたというのを聞いて、この谷村新司の歌はなぜか人の心に訴えているように思う。今日はこの歌をエンディングの歌にした。

今日も、若葉台地区センターでのコーラス練習を実況中継風に書いてみます。

ソプラノは12名、アルトは一人欠席で3名、そして、テノールは5名。発声練習からスタートしたが、半年前のときに比べて、裏声がよく出ている。練習の効果が出ていることがわかる。

賀山は楽譜の話をしてくれた。「歌を歌う人が、必ずしも楽譜は読めなくてもいいんです。プロの音楽家を目指す人は当然、楽譜は読めなければならないが・・・」

すると、ある女性が、「それでいいんだ、そうね、私、作曲家にはならないんだから。」と言うと、みんなの笑いを誘った。

「ある少年が夏休みの宿題で、作曲の課題が出た。その少年は楽器もなく、頭の中だけで作曲して宿題を提出したという。すると、その少年は音楽教師にこっ酷く叱られたとのこと。この話を聞いた私(賀山)はこう思ったという。一般的には、楽譜や作曲はプロの道に進みたい人にとっては必須だが、音楽を歌って楽しむ人には、そうではない。だから、気楽に歌ってください。」、と。

カントリーロードの歌に入る。実は、この歌についても賀山は、今回、工夫を入れてきた。
今までは、ソプラノ、アルト、そして、テノールと3部に分けて、ハーモニーを追求してきたが、それもほどほどにして、楽しむことに重きを置き始めた。

次は、「Tomorrow」(トゥモロー)。この曲は3部合唱で歌うが、難しくて、みんな苦戦。
私はこの練習中、賀山が、「これでは、息継ぎが難しいから、四部休符を入れます。」と説明を聞いて、改めて、休符とは息継ぎの記号と知った。お恥ずかしい。

最後は「昴(すばる)」

谷村新司の歌い方は、「シャクリが入っていることにご気づきでしょうか。このシャクリは、コブシまでではないが。」とコメントが入った。