オープンシンギング “Sing Along” @青葉台がここまでやってきた。

2023年05月26日

オープンシンギング “Sing Along” @青葉台のスタートは先月の4月13日であった。

スタートしたその日は、15人。まずまずの集まりと高(たか)を括(くく)っていた。

ところが、二週間後の2回目は、雨が降り、しかも、電車の遅延事故等もあり、集まった人数は6人。

ちょっとこれには正直参った。5月に入り、3回目には11人。そして今日は22人でようやく20人の王台を越えた。

参加人数で、一喜一憂するのは良くないと思うが、主催者の一人としては、やはり、気になる。

なぜ今日は、多くの人がやって来てくれたのか?それには訳がある。

今日は生演奏を企画した。

ギタリストの薮崎博史とピアニストの広瀬治代をゲストとして呼んだのだ。また、ミュージカル俳優の安部三博さんにも来ていただいた。

安部三博さん(黒いマスクをしている人)は数々のミュージカルに出演されている実力派俳優で、賀山の長い友人である。

これだけ集まれば鬼に金棒。

それともう一つの理由は、賀山が指導している横浜市若葉台地区センターの仲間が応援に来てくれたのだ。嬉しい話で、私はこの文章書いていて、涙が出てくるほどである。

更に、もう一つ、賀山の大学時代の先輩が遥か尾道から来てくれたのだ。山田さん、本当にありがとうございました。

今日は、スタートは、カーペンターズのTop of the Worldの歌から始まった。この曲は私にはとても懐かしい思い出深い曲であった。私が大学に入学した当時、一人下宿でラジオを聴いていた時に流れてきた曲だった。

当然、初めは、皆さん驚いた。何せ、配られた譜面は英語で書かれていたからだ。参加した皆さんはさぞかしびっくりしたことでしょう。

中には、もう私は、帰りたい、と不貞腐れていた方もいたようだった。そんな様子を見た安部三博さんは、そばに駆け寄って行って、一緒に歌ってあげた。すると、歌わないわけにはいかない。渋々、歌い始めたその方は、20分後には、大きな声で歌っていた。そして、帰る時、その方は、私に、「安部さんは、とてもいい人。私は、また来るわ!」と言って、喜んで帰られた。

続いての曲は、アメリカの歌手ジョン・デンバーの“カントリー ロード”。これも渡された譜面は英語。しかし、先ほどのショックは、もうみんなの顔にはない。何とかなるだろうという想い。事実その通りなのだ。みんなは、積極的に大きな声を張り上げて歌う。

私は、この瞬間を待っていたのだ。会場に集ったみんなは、実に音楽を楽しんでいる。もう、コロナ騒ぎはどこにもない。

最後は、”Hey Jude” 。これはビートルズの有名な曲。と言っても普通の人が英語で口ずさめるような優しい曲ではない。本当にこんな難しい曲を選んだなと驚くほど。

しかし、青葉台に集う若い、いや、気持ちの若い老若男女は歌うのだ。この曲を体で揺すって歌った。

歌い終わった後、賀山みんなにお知らせをして、終了宣言をした。

そんな時、後ろの方にいた賀山の大学時代の先輩の山田さんが、折角だから、薮崎さんの歌が聴きたいと言い出した。

これには会員の皆さんも拍手。乞われた薮崎氏は2曲を歌い切った。これを聴いて、皆さんは大拍手。本当にありがとうの拍手を薮崎氏に送っていたのには、私は、「感動した!」の一言であった。