オープンシンギング若葉台地区センターの皆さんを見て下さい。
今日の若葉台地区センターの活動は3回目。先生にも慣れてきて、声の出し方を、いろんな人が個別に相談する光景が見られました。
今日は発声練習に、ダンスの先生が突如登場。実は、賀山氏が奥さんを呼んで、依頼したのです。
先生が、みんなの前に出て、上半身のストレッチの方法を指導されました。
先生が、両手を上げた瞬間、思わず、「あーっ」という声が出たのです。
後ろ姿のまま、ダンスの先生の腕の上げ方がすごかったのです。その様は、「白鳥の湖」を踊る姿だったからです。
そのコツを伝授すると、皆さんは、自分もダンサーになったような気持ちでストレッチをやっていました。
今日の、一曲目は、さとうきび畑でした。そのため地声の発声練習を行いました。
みんなはそれが何おことか分かりませんでしたが、「ざわわざわわ〜」と歌い始めた時、この「ざわわ」は先ほどの地声の発声を使って下さいと言われ、皆さんは驚きました。
この「ざわわざわわ」は麦畑の麦の揺れている音だけではなく、戦争で敵が上陸してきた時の心の同様の音なのです、と説明された時、歌っている人々の表情は少し変わったように思いました。それだけに、この「ざわわざわわ」に思いを込めて発声をするようになりました。
休憩5分を置き、2曲目が始まる前に、賀山氏はリズムの説明を始めました。4拍子、8拍子のリズムに慣れるように。
そして、楽譜が配られました。賀山氏が、ABBAの「Dancing Queen」と説明すると、みんなの顔は固まったように見えました。かすかにこの曲は聞いたことはある程度だが、「まさか、自分が歌うの?」という顔。
恐る恐る先生の言われるままに、口は開くが、先ほどのさとうきび畑の時の表情とは違っていました。
先生は、しきりにリズムに乗って下さいというが、それどころの話ではない。
しかし、先生は、我慢強く、数小節ごとに分けて歌い方を説明して行きました。それが功を奏したようで、みんなの表情も変わり、体がリズムに乗って行きました。
いつの間にか、彼らはABBAの一員になったかのように歌うようになりました。
そして、予定の午後2:30。
先生は、終了の挨拶をすると、ある一人の人が、来週は、手を振りながら歌う練習をお願いしますと、楽しそうに帰って行ったのがt、とても、印象的でした。