歌声喫茶第一号は横浜市都筑区北山田の喫茶“みやま”で
2023年3月19日は我々NPO 芸術で人々をつなぐPowWowにとってはとても記念すべき一日となった。
昨年11月、富G(トミジーと呼ぶ)と出会う。富Gは多分60代後半であろう。都筑区ではいろいろな活動をしている人である。竹を愛し、川を愛し、人を愛し、兎に角いろんなものを愛す人。そんな人に我々の活動の趣旨を話をすると、いい人を紹介しましょうと言う。それから時が経ち、年が明けた。
久々に、富Gと我々の代表である賀山が会って、「富Gさん、歌声喫茶の件ですけど・・・」と話をすると、「今、準備しているから・・・」と言うだけ。それから時が経つ。
賀山から、「富Gさんから、何か連絡が入りましたか?」と聞いてきたので、事情を聞いてみると、「・・・・」と何も返ってこなかった。
私は、富Gさんに電話をしてみると、「今準備をしていますから・・・」と。富Gは着々と準備をしていたようだが、多分、いろいろな人と会うため、忙しかったのであろう。正式に、歌声喫茶の日程がわかったのが2月に入ってから。
この歌声喫茶には、ピアノのハルヨさんと歌と進行をしてくれた古川さんが準備をしてくれた。
午後2時からスタートの歌声喫茶には18人くらいの人が集まっていた。その内、男性は2人。店主と私を入れると4人。だから、女性は14人。
歌の進行は、賀山と古川さんが掛け合いで進めていった。初めは、お客さんはちょっと硬かったが、30分もしないうちに、大きな声が出るようになった。しかし、コロナの問題で、マスクは外さなかった。
歌は、みんなの知っているものばかりで、スクリーンには歌詞が映っていた。手元には歌詞のプリントが用意されていて、いかにも手慣れた人々の運営と思えた。
事務局の私は、これで他の喫茶店ともコラボができると確信を得た。
私鉄沿線の駅近くの喫茶店の皆さんとコラボしていこうと感じた。
1時間経って、コーヒーブレイク。
後半は更に、皆さんはほぐれたようで、マスクを外して歌うようになった。
童謡唱歌を歌う時の、皆さんの表情はとても印象的だった。
2時間の歌声喫茶も成功のうちに終えることができた。
主催者の富Gがアンケート用紙を配布し、忌憚のない感想を書いてくれと皆さんに依頼した。
私は、後で、そのアンケートを読ませていただいたが、印象にのかったのが、
「3年ぶりに歌うことができて嬉しい」
「こうして、お友達ができて、とても良かった」などであった。
これで終わりかと思ったところ、ある一人の女性が、
「先生の劇団四季の歌が聞きたい」と言った言葉に、みんな拍手を送った。
賀山は、予想はしていたようだが、やはり、突然言われたことに戸惑ったが、ライオンキングのシンバの歌を歌った。
本物の歌を聞いたその瞬間、やはり、きて良かったと口々に言っていたのがとても印象的だった。