WBCと我々の活動

2023年03月23日

私は、WBC(World Baseball Classic 2023 ワールドベースボールクラシック)を楽しんだ。

今月9日から予選リーグが始まった。日本はプールBに属し、予定通り4戦4勝でトップで勝ち抜いた。

チェコスロバキアが初めて参戦。アマチュアのチームながらよく頑張った。中国戦も韓国戦も先取点を取られて、ハラハラする場面もあった。しかし、最終的には10点以上あるいは10点近くの大量点を取って楽勝した。

大谷のピッチングを楽しみ豪快なホームランも見ることができた。吉田正尚のホームランも凄かった。しかし、そんな中で、4番バッター村上宗隆だけが不振に陥った。

準々決勝でイタリアと当たり、大谷が先発。一回2回と無得点で進み、大谷がバントをしたのを覚えている人がどれだけいるだろうか。負ければ終わりの決勝トーナメントでは、一試合毎にみんな必死だった。

この試合から、村上宗隆は五番に下げられた。四番バッターは吉田正尚。この時、村上宗隆は2本の二塁打を放ち、スランプから抜け出す兆しが見えた。この時、大谷の後、今永とダルビッシュが継投で出場したことも多くの人は忘れていることでしょう。

準決勝は21日のメキシコ戦、22日は決勝のアメリカ戦。

この時期、我々NPOの活動が開始した。

17日には、横浜市旭区の若葉台地区センターで、代表理事の賀山の講演会。19日は横浜市都筑区で歌声喫茶。無事やり終えてホッとした。

21日のメキシコ戦では、佐々木朗希が先発。一回から三回まで両者無得点。しかし四回に佐々木は二死からポテンヒットなど不運な当たりで連続安打を許し、続くL・ウリアスに1ストライクからの2球目、高めのフォークを左中間スタンドに運ばれる3ランで3点を先制された。

日本は佐々木から山本由伸に継投。山本は二死から四球を出したが踏ん張った。その裏の日本、先頭の岡本がレフト後方への大きなフライ。あわやフェンス越えという当たりをメキシコのアロサレナがジャンプ一番、つかみ取るファインプレー。

七回裏の日本は二死から近藤のヒットと大谷の四球でチャンスを作り、3番手左腕のロメロから吉田が、右翼ポール際に起死回生の同点3ランを放り込んだ。この同点で、日本は勝てたと思った。

しかし、八回表、4イニング目の山本は一死後にアロサレナ、ベルドゥーゴの連続二塁打で勝ち越し点を奪われ、なおもメネセスに左前打を許したところで、3番手右腕の湯浅京己が救援。二死二、三塁からパレデスの左前打で5点目を許してしまった。二塁走者の本塁突入をレフトの吉田が好返球で刺し、さらなる失点を防いだ。

その裏の日本は4番手投手のクルーズから死球の岡本、ヒットの山田を源田がバントで送った。一死二、三塁から甲斐の代打の山川穂高は、犠牲フライで一点入れた。

九回裏、メキシコのマウンドには大リーグを代表するセットアッパーのガジェゴス(カージナルス)。先頭の大谷が初球をたたく右中間二塁打で出塁し、二塁ベース上でほえる。吉田の四球で無死一、二塁。一塁走者は代走の周東佑京。ここで村上が左中間フェンス直撃の二塁打で2者がかえり、劇的な逆転サヨナラ勝ち。

22日は、決勝のアメリカ戦。日本は左腕の今永昇太。

二回、アメリカは一死後、今大会絶好調のターナーが今永のストレートを捉えて左翼席に運ぶソロ本塁打で1点先制。この日は9番から6番に打順昇格したターナーは今大会5本目の本塁打だ。しかし、その裏の日本、先頭の村上がケリーの初球を右中間二階席に運ぶ特大の本塁打でたちまち追いついた。さらに岡本、源田のヒットと中村の四球で満塁。アメリカは早くも先発ケリーをあきらめ、2番手左腕のループにスイッチ。日本は続くヌートバーの緩い一塁ゴロの間に岡本が生還して1点を勝ち越した。

四回裏の日本は先頭の岡本の左越えソロ本塁打で1点を追加した。

八回、日本は6人目のダルビッシュが登板。1次ラウンドの韓国戦、16日の準々決勝に続く今大会3度目のマウンドだ。ダルビッシュは一死から昨季本塁打王のシュワーバーに右中間へのソロ本塁打を喫した。3-2と日本のリードは1点に。

日本は7人目の継投で大谷がマウンドに。先頭打者に四球を出したが、続く1番ベッツを二ゴロ併殺打に仕留めると、エンゼルスの同僚の2番トラウトには160キロの速球を連発して空振り三振でゲームセット。

この瞬間,日本は大騒ぎ。大谷の凄さをまざまざと見せつけられた。マウンドに立ち、堂々とバッターに向かって行く姿に国民は彼の凄さを感じた。